最近、よく見聞きする、「イクメン」「イクボス」とは?

イクメン:
「イクメン」とは「子育てする男性(メンズ)」の略語。単純に育児中の男性というよりはむしろ「育児休暇を申請する」「育児を趣味と言ってはばからない」など、積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を指す。実際には、育児に積極的に参加できていなくても、将来的にそうありたいと願う男性も含まれる。

イクボス:
職場で共に働く部下のワークライフバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織業績の結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる、男性・女性を問わない、上司(経営者・管理職)のことを指す。

なぜ今、組織が「イクメン」「イクボス」を育成すべきなのか?

国家の視点:国家の持続的成長のために、「イクメン」「イクボス」が必要

少子化問題を克服するためには、社会で働きたい女性が、子どもを産んでもなお活躍できる環境を整える必要がありますが、そのためには、男性の育児参加(イクメン化)が不可欠です。
部下(男性・女性とも)の子育てや介護など、私生活への理解を示せる上司(イクボス)がいなければ、こうした環境整備は進みません。

組織全体の視点:組織の生産性向上と利益拡大のために、「イクメン」「イクボス」が必要

かつては、長時間労働で業績を維持・拡大してきた組織も多かったですが、時代は変わりました。
夫婦二人で共働き、夫婦二人で家事・育児を分担しあうことが当たり前の時代になりました。
優秀な人材を採用し、長期に渡って貢献してもらうためには、彼らの私生活への配慮が不可欠です。

上司自身の視点:これからの時代、「できる上司」とは、「イクボス」のことだ

「長時間労働や休日出勤は当たり前。24時間働く気概があってこそ出来る部下だ。」
そんな古い価値観で組織を率いようとしているなら、部下はついて来ず、確実に組織目標は達成できないでしょう。
自らが率いる組織の目標を達成したいのであればこそ、部下の私生活にまで配慮しながらモチベーションを最大化できる「イクボス」になる必要があるのです。

部下の視点:子どもができたら「イクメン」に。上司になったら「イクボス」になろう

2014年春に、ある就職情報会社が新卒新入社員にアンケートを採ったところ、半数近くの男性が、「育児休暇を取って積極的に育児に参加したい」「育休は取らないが夫婦で子育てはしたい」と答えました。
これからの時代、「イクメン」であることが当たり前の社会になります。
あと10年もすれば、イクメン世代が管理職になり、「イクボス」として活躍する時代になります。
ここまでくれば、「イクメン」「イクボス」は人為的に<育成>するものではなく、<自然にそうなる>社会になるでしょう。
この時、仕事も私生活も充実できる、より良い社会に生まれ変わっているでしょう。

「イクメン」「イクボス」育成の奥義とは?

上司・部下という組織上の上下関係がある中で、あなたは相手に対してどのような態度で接しますか?
職制上の上下関係を超えて、相互に尊敬し合える関係になるとは、どういうことでしょうか?

「信用」と「信頼」の違いはなんでしょうか?
あなたは、周囲の人から信用されたいですか?
それとも、信頼されたいですか?
相手を信じるとは、どういうことでしょうか?

部下が「指示待ち人間」化して困っていませんか?
部下同士が非協力的で、チームワークが乱れていませんか?
組織内に協調精神を育むために何をすべきでしょうか?

年齢の離れた人、性別の異なる人、専門分野が異なる人との人間関係に難しさを感じていませんか?
相手に共感を示す、とは、どういうことをいうのでしょうか?

「イクボス」とは、「出来る上司」の新たな定義です。
「イクメン」とは、「愛される夫・父」の新たな定義です。
妻から、子どもから、部下から、愛され、慕われる人になるためには、
あなた自身が、勇気づけられた人になることが必要であり、
その上で、他者を勇気づけることができる人になることが必要です。
アドラー心理学に基づく【勇気づけ】のコミュニケーションを学びましょう。